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漢方の満量処方とはなにか

漢方の満量処方とはなにか

よくドラッグストアで見かける漢方薬には、「○○満量処方!」という謳い文句が描かれています。

こういうのを見ると、なんとなく「有効成分がたくさん入っているのかな」というイメージを抱きますし、大まかにはそれで間違ってはいませんが、正しい理解をしておくに越したことはありません。

ここでは、これらの言葉の定義について見ていきましょう。

漢方薬の処方には厳格な量の決まりがある

漢方薬には、それぞれの処方について厳格な生薬のグラム数が決まっています。

仮に、「××湯」という処方があったとします。その処方は「カッコン10グラム、マオウ4グラム、シャクヤク8グラム、カンゾウ2グラム」だとすると、医療用のものなら何も注釈がなくともこの通りの分量、生薬が必ず含まれています。

しかし市販の一般用医薬品の場合、「××湯」という商品であっても実際の生薬量は「カッコン5グラム、マオウ2グラム、シャクヤク4グラム、カンゾウ1グラム」と半量ほどであることが多いのです。

生薬の量が少なければ基本的には効果も薄くなるため、これはあまり効果を期待できずおすすめできません。

しかし、ドラッグストアなどに売っている市販品であっても「満量処方の××湯」と書いてあれば必ず先述の「カッコン10グラム…」が含まれている、医療用と同じ生薬量が保証されているということです。

防風通聖散と満量処方

防風通聖散と満量処方

漢方薬はあまり馴染のないものと思われがちですが、実はかなり身近に存在しています。

ダイエットに効果ありと噂の高い防風通聖散もその一つで、この通りの名前でも売っていますし、各社が名前を変えてダイエット用の内服薬として売り出されているケースもあります。

古くから肥満症の人に処方されている漢方で、歴史があるだけに副作用などにもデータが蓄積されており、安心して飲めるのが特徴です。

防風通聖散は基礎代謝を上げ、便通を良くして毒素を排出しやすくするためダイエット目的の他、美肌やむくみ解消にも効果的です。

これも漢方であるため、満量処方のものを探して利用するのが一番賢いでしょう。

防風通聖散はトウキ・シャクヤク・センキュウ・レンギョウ・ハッカ・ショウキョウなど18種類もの生薬からなりますが、いちいち自分で成分の分量をチェックせずとも「有効成分満量処方」と書いてあるものを選べば大丈夫です。

名前が違ってどれが防風通聖散か分からない場合は、薬剤師さんに聞けばどれが該当するか教えてもらえます。服用には注意点をよく調べ、処方通りの飲み方・間隔を守って焦らず続けることが大切です。